本質的な話をすれば上手く伝わらず、具体的な話をすれば本質からは離れる。【相手に上手く伝える為に大切なこと】

物事の本質を理解するということはとても大切なことだと私は思う。

本質が分からなければ、仕組みやどうしてそういう現象が起こるのか、そして次に何かが起きた時に自分で判断して自分で行動するためには本質を理解することが大切だからだ。

私は人に何かを伝える時に、出来る限り本質を理解してもらって自分で判断出来るように伝える事を心掛けている。

しかしその時によく起こる現象がある。

出来る限り本質を理解して欲しいからこそ本質的な話をする。

その結果、

「で、結局どうすれば良いの?」という質問が返ってくる。

具体的にどうすれば良いのかという事は、自分で考えて決める事であって私が決める事ではない。

しかし、

相談をしてくる時というのは「具体的な解決策」を求めて相談をするのがほとんどだろう。

だからこそ具体的な解決策について話をする。

だが、そうやって具体的にすればするほど本質からは離れてしまう。

例えば、

「悟りを開くためにはどうすれば良いのでしょうか」という問いがあった時に私なら、

「己を知る事、自分の心を知る事で悟りに近づいていく」

という答えを言うだろう。

それは私にとって本質であり、答えと言っても良い。

しかし相談をしてくる人にとっては、

「じゃあ己を知るためにはどうすれば良いのでしょうか」と言う質問をしたくなる。

そこで私が答えるのは、

「己を知る為には、いろんな事を考えていろんな事を感じ、それがどうしてそうなるのかを読み解いていく事だ」と答える。

そんな事を言ったところで意味が分からない。

結局何をしたら良いのか分からないから。

しかし、具体的に答えるとしたら、

「人に感謝をする事」

「ちゃんと挨拶をする事」

「自分を大切にする事」

「人を思いやる気持ちを持つ事」

と言えば確かに伝わるところもある。

しかし、人に感謝したからと言って悟りを開けるわけではない。

全てを完璧にこなしたところで悟りが開かれるわけじゃない。

結局は自分自身が悟りというものに気付くこと、自分が何を感じているのかに気付くことが大切になってくる。

それが出来たとしても悟りを開けるのかというとそうでもない。

だからこそ、具体的に答えれば答えるほど本質から離れていく。

しかし本質の話をすれば、相手には伝わらない。

伝えたい相手によってどんな言葉で伝えて、どれくらい本質的な話をした方が伝わりやすいのかという事を常に意識しながら話す事が、「相手に伝える」為には大切なことなのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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