悟りの目的は欲を完全になくすことではない。欲をなくしても悟りは開かれない。


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悟りを目指す時に、

「全ての欲をなくして完全に悟りを目指さなければいけない」という気持ちになってしまいますが、それは正しい悟りとは言えないでしょう。

いくら欲をなくしたからといっても悟りが開かれるわけではありません。

悟りを開くことによって無駄な欲が少なくなり、自然に悩みは少なくなります。

そして自分自身を受け入れることが出来るのです。

欲は自分を受け入れることによってなくなっていくのであって、欲をなくしても自分を受け入れることはできないのです。

本当の悟りとは欲をなくすことではなく自分を受け入れることで悟りが開かれるのです。

目次

人は完全に欲をなくすことは出来ない

人は完全に欲をなくすことは出来ません。

  • 食欲
  • 性欲
  • 睡眠欲

というような欲を完全になくすことは出来ないでしょう。

他の欲だって全てをなくすことが出来るかというとそれは無理な話でしょう。

あくまでも悩みや苦痛をなくして幸せに生きることが目的なのです。

そのための手段として欲に振り回されないことが必要なのです。

それでは全然悟っていないではないかと思うかもしれませんが、

悟りは禁欲をして欲をなくすことが目的ではないのです。

禁欲する理由とは

では何のために禁欲をするのかというと、

禁欲をするのではなく欲に振り回されない生活を送ることが大切なのです。

禁欲というのは結果論であって禁欲するわけではありません。

欲が生まれたからといってその欲に従って生きていたら、また新たな欲が生まれてきます。

欲は尽きることがなくどんどん生まれてくるのです。

10万円を手に入れれば15万円欲しくなるものです。

15万円手に入れれば20万円欲しくなるものです。

どこかで満足する心が必要なのです。

それが「足るを知る」というものです。

欲は尽きることはありません。

ですから欲を満たそうと思っても満ちることはなく、永遠に終わらないでしょう。

欲に振り回される人生を送ることになってしまうのです。

そのスパイラルから抜け出すために禁欲は必要なのです。

しかしいくら禁欲をしたところでその欲を消すことは出来ません。

あくまでも禁欲は我慢でしかないのです。

本当に欲をなくすためには、

足るを知る必要があるのです。

心を満たし穏やかな心を目指す

禁欲をしてもそれは欲に囚われていることと同じことです。

欲ばかりが頭の中にありその欲を我慢することが禁欲です。

そのように欲ばかりに目を向けているのではいつまで経っても欲が消えずに欲に振り回される人生になってしまうでしょう。

欲をなくすことばかりを考えると余計に欲が増してしまいます。

それはお腹が空いたからといって食べ物のことを考えていると余計にお腹が空くのと同じです。

欲をなくしたいと思うのなら欲を忘れることが大切なのです。

人は心が満足しているのであればそれ以上を求めることなく、

欲に囚われることはなくなります。

ですから満たされた心、足るを知ることで欲は自然となくなっていくのです。

欲は我慢をして消すものではありません。

欲がある自分を受け入れることで欲は自然と消えていくのです。

欲をなくすのではなく欲を認めることが悟り

悟りは禁欲をして欲をなくすイメージがありますが、実際に欲をなくすことが悟りの目的ではありません。

悩みと苦痛のない幸せな人生を送るために悟りを目指すのです。

禁欲をし続けた人生なんて苦痛でしかありません。

それでは本当の悟りとは言えないでしょう。

悟りとは自分を受け入れることで悟りを開けるのです。

ということは、

禁欲をしてもそれでは自分を受け入れられていないことになってしまうのです。

禁欲をするのではなくて、

欲がある自分を受け入れることが本当の悟りなのです。

そしてそれが禁欲をすることの正体なのです。

禁欲をして辛いことを我慢していることが悟りの目的でもすごいことでもありません。

人間は欲があって当たり前という考えを深く知ることが大切です。

人間は欲があって当たり前ですし、不完全であって当たり前です。

そうやって自分を受け入れることで悟りが開かれるのです。

あとがき

欲をなくすことで悟りは開かれると勘違いしている人が多いのですが、実際には欲をなくすことが目的ではありませんし、禁欲を続けても悟りを開くことは出来ないでしょう。

悟りとは、

欲がある自分でいても良い、欲があって当たり前。という風に欲がある自分を受け入れて認めることが悟りなのです。

人間に生まれた時点で欲を完全になくすことは出来ません。

食欲がなくなってしまったら生きていけませんし、

睡眠欲だってなくなったら過労で死んでしまいます。

ですから欲はあって良いのです。

ですから人間に出来ることは欲を完全になくすことではなく、

その欲がある自分を受け入れることです。

もちろん悟りの理想でいえば、

全く欲をなくすことなのかもしれませんが、欲がある自分を受け入れることも同じことです。

自分を受け入れているので欲に振り回されることはありません。

欲があって当たり前です。

失敗して当たり前です。

人間は不完全で当たり前です。

そうやって一つ一つ受け入れることで悟りは開かれていくのです。

悟りについてのもっと詳しく知りたい方はこちら

 

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