人は相談をするときに正しい答えは求めて相談をするわけではない。


Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kikimaki/yocitaka.com/public_html/wp-content/plugins/wp-word-count/public/class-wpwc-public.php on line 123

人にアドバイスをしたり、相談を受けた時にただ正論や正しい答えを伝えることが良いことではありません。

時にはその正論や正しさが人を傷つけることもあるのです。

「良い学校に入りたいならちゃんと勉強した方が良い」

「大企業に勤めたいならとにかく頑張れ」

そんなことは分かっているしそれが出来るなら相談なんかしないということは多々あるのです。

不倫はしてはいけないけれど、どうしても好きになってしまったなんて言う人に、

「不倫したってその人と結婚出来るわけじゃないんだからやめておけ」

なんてアドバイスをしても、それがその人にとって最高のアドバイスになったかと言うとそんなことはないでしょう。

人に相談をする時というのは何も正解や正論を聞きたいだけではないのです。

じゃあ相談をする時というのは何を求めて相談するのかというと、

「自分が納得する答え」が欲しいのです。

その答えが仮に現実的には間違っていたとしても、自分の納得する答えが欲しいのです。

自分の人生というのは自分で決めていくものです。。

そして、そうやって自分が決めた人生であれば仮に間違っていたとしても納得できるのです。

逆にどんなに正しい答えだと他人に言われたとしても、自分が納得できなければ実際に行動に移すことはありません。

「あの人は私の気持ちが分かっていない」と思われるだけでしょう。

相談というのはそういうものです。

「自分の納得する答え」

もしくは、

「自分の意見に共感してもらう」

というのが相談に求められているものなのです。

だから正論や正しさが本当に正しいかというとそうではないのです。

どんなに正しいことをいっても、納得してもらえなければ人には伝わりませんので意味がありません。

だから正しい意見が正しいわけではないのです。

だからと言って、納得する答えなら全然間違った意見を言えば良いのかというとそれは違います。

その意見に納得をして、結果的に失敗をしたらあのアドバイスは間違っていたということになってしまいます。

間違っていなかったとしても、アドバイスをした人には間違っていたと思われるでしょう。

じゃあどうすれば良いのかと言うと、

自分が本当に思う意見と、客観的な意見を両方ともしっかりと伝えることです。

相談されたと言うことは「あなた」の意見を聞きたいと言うことです。

「あなたはどう思うのか」を聞きたいのです。

なので相談をされた時には、素直にあなたの意見を伝えれば良いのです。

その時に大切なのは伝え方です。

誰でも完全否定をされれば嫌がるのは当然です。

相談する人も、悩みたくて悩んでいるわけではないのです。

なので相談してきた人の気持ちをくみとって、寄り添う心を持つことが大切です。

それが共感です。

相手の気持ちをちゃんと理解した上で、自分が思う意見を伝え、そして客観的な意見も伝えると良いでしょう。

相談をしたいと思う時というのは、いろんな意見を聞きたいものです。

なので自分の意見も客観的な意見も伝え、その中で納得する答えを選んでもらえば良いのです。

どんな言葉がその人に気付きをもたらすのかは分かりません。

何が心に響くのか分からないのです。

だから正論をただ伝えるのではなく、

その人の心に響く言葉を伝えることが相談を受けた時に一番大切なことなのです。

目次

私の話

私は色んな人の相談を受けて思ったことは、みんな求めているものが違うと言うことです。

正論を言って欲しい人も中にはいます。

否定されたい人もいるのです。

共感して欲しいと言う人もいますし、

答えを知りたいと言う人もいます。

それは本当に人それぞれです。

私が今まで相談を受けて迷っていたことは、

正しい答えとその人が求めている意見が全く違う意見だった時です。

その人に納得してもらわなければ、その人が変わることはありませんし、納得した意見を実行してしまったら悪い方向へと進むと分かっている時です。

「不倫してしまって、その人のことが本当に好きになってしまったからその人と結婚がしたい」というような相談を受けた時にはどうしても悩みますし、納得するまでに時間がかかります。

やめた方が良いといっても納得しませんし、そのまま略奪婚をした方が良いという答えをいうのは違います。

そんな時にはとても悩みます。

私はそういうときには、

「諦めた時の道の先になにがあるのか、そしてそのまま進んだときにはどうなるのか」

というような選択肢の先にある未来を伝えます。

そしてその結果、私ならこうするというような自分の意見を話し、正論や客観的な意見も伝えます。

色んな意見や答えを伝えて、その中で選ぶのは本人です。

どんなにアドバイスをしたところで選ぶのは本人なのです。

それはどうしようもありません。

だから私にできることは、相談してくれた人が、

「知らなかった」

「こんなはずではなかった」

というような後悔のないようにアドバイスをするだけです。

だから正論や正しい意見を言うことが正しいことではないと思ったのでこの記事を書きました。

参考にしていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメントはこちら

コメントする

目次